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放射能と放射線

放射線は原子核が壊変するときなどに放射される高いエネルギーの流れのことをいい、放射能は放射線を出す能力(性質)のことを指します。放射能をもつ物質が「放射性物質」で、放射線を浴びることを「被ばく」といいます。放射性物質の放射能の強さがもとの半分になる時間を「半減期」といい、物質によって決まっています。
また、放射線にはα(アルファ)線、β(ベータ)線、γ(ガンマ)線、X(エックス)線、中性子線などいくつかの種類があります。

蛍を例にとると、蛍が放射性物質、蛍から出る光が放射線、蛍の「光る性質」および「明るさ(ワット数)」が放射能にあたると考えれば分かりやすいかもしれません。

放射線を表す単位、どう違う?

放射線の性質を表すための単位には、「放射能の強さ(ベクレル)」「人体が吸収した放射線の量(グレイ)」人体への影響を表す尺度(シーベルト)」の3つがあります。

放射線の種類

放射線は物質との相互作用によって、エネルギーを減らし、その物質に吸収されます。どこで吸収されるのかは、放射線の種類や強さによって異なります。

放射線と人体

人体への放射線障害は放射線量が高いときと低いときで違ってきます。1シーベルト(1,000ミリシーベルト)以上の高線量を受けると、臨床的に問題となります。高い線量を受けると特定の症状が現れ、「確定的影響」と呼ばれます。 そしてその症状が現れる最低の線量を「しきい線量」と言います。200ミリシーベルト以下の低線量放射線を受けた場合は、急性の障害が現れる臨床的例は見られません。もしかしたら生涯のうちには出るかもしれないので、「確率的影響」と言います。確率的影響は放射線以外の原因で発生したものと区別がつきません。

急性の放射線障害では、ある線量以上を浴びなければその障害は起きないという「しきい値」があります。
妊娠初期の胎児は放射線の影響を受けやすく、この時期の胎児は細胞分裂を活発に行なっていて器官や組織が成長している時期なので、放射線に対して特に感受性が高いためです。受胎後14~18日の被ばくが最も危険で、250mSvで奇形が現れます。
このため、妊婦はX線検査を受けてはいけないと言われたことがありますが、胃のX線透視検査での線量(0.6mSv程度)はこの「しきい値」にくらべて十分小さいので、事実上の危険はありません。

がん、白内障、寿命短縮、不妊などの症状は、放射線を浴びてもすぐには現れず、一定の潜伏期間の後に現れるので晩発効果と呼ばれます。晩発効果のなかで深刻なのが、白血病とがんです。1,000人の人が約500mSv浴びると、2~20年後には、そのうち2人が白血病を発症するという統計があります。
また、一度に2Sv(2,000mSv)以上を目に浴びると、数年~数十年後に白内障になるというデータもあります。しかし、晩発障害も200mSv以下では起こりません。 晩発障害による疾病は被ばく発症時期までの期間が長いだけでなく、放射線以外のいろいろな原因によっても生じ、通常は放射線以外の原因による確率のほうが高いため、原因を放射線被ばくに特定することはむずかしいのです。

局部的に一度に高線量を被ばくした場合には、3~4Sv(3,000~4,000mSv)で脱毛があり、10Sv(10,000mSv)で赤く腫れあがり(紅斑)、30Sv(30,000mSv)で壊死に至るなどの、放射線火傷の症状があります。

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